
2018年10月1日からタバコの価格が改定され、一斉に値上がりしました。すでに20本入りの紙巻きタバコはほとんどが400円を超えていましたが、今回の値上げによって一部の銘柄は500円台になります。
紙巻きタバコだけでなく、アイコスやプルームテックなどの加熱式タバコも値上げとなりますので、ますます禁煙志向が高まっていくのではないかと予想されます。今回の値上げを機に禁煙に踏み切る方も多いのではないでしょうか?
紙巻きタバコは1箱30~50円の値上がり
2018年10月、2020年10月、2021年10月の3回にわたって、タバコ税率が引き上げられることが決定しています。今回の2018年10月の段階では、タバコ税は1本あたり1円ずつ引き上げられます。
20本あたりでは20円の増税となります。
228.48円→248.48円(20円アップ)
2020年、2021年にも同様に引き上げられ、最終的には20本あたり60円の増税となります。結果として紙巻きタバコ20本あたり288.48円のタバコ税がかかる計算となります。
ところで、タバコ税率の引き上げにあわせてタバコそのものの値上げが行われることをご存知でしょうか。いわゆる便乗値上げというやつですが、増税分と同程度加算されるようです。
したがって、2018年10月1日からの価格改定では、紙巻きタバコ20本あたりの値上げ額は30円から50円となります。
主な銘柄の変更後の価格一覧
タバコメーカーごとの主な銘柄の変更前後の価格を見てみましょう。
フィリップモリス
・パーラメント 450円→500円・バージニアエス 450円→500円
・マールボロ 470円→520円
・ラーク 420円→470円
JT(日本たばこ産業株式会社)
・アメリカンスピリット 480円→520円・ウィンストン 420円→450円
・キャメル 380円→400円
・セブンスター 460円→500円
・ハイライト 420円→450円
・ピアニッシモ 450円→480円
・ピース(20本) 460円→500円
・ホープ(10本) 230円→250円
・メビウス 440円→480円
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
・ヴォーグ 420円→450円・クール 450円→480円
・ケント 420円→450円
・JPS 420円→460円
・ダンヒル 460円→500円
・ポールモール 400円→440円
・ラッキーストライク 460円→500円
とうとう500円以上のタバコも出てきてしまいましたね。
タバコ1箱が1食分の外食代(お弁当代)と同等になってしまうと、嗜好品とはいえ、やはり割高感はぬぐえません。
例えば450円のパーラメントを1日1箱買っていた人が、10月1日の値上がり後も500円で1日1箱ずつ買い続けると、1ヶ月あたり1500円の負担増となります。値上げ前の450円のパーラメントが3箱分以上買えるほどの価格差ですね。
アイコス、プルームテック、グローも値上がり

加熱式タバコも同様に値上げとなります。紙巻きタバコから加熱式タバコに切り替えた人たちも、増税からは逃れられないようですね...
アイコス(IQOS)
・全9銘柄 460円→500円プルームテック(Ploom TECH)
・メビウス 460円→490円グロー(glo)
・420円の銘柄 →460円・450円の銘柄 →490円
タバコの値上げで禁煙に踏み切る人が増える?
今回のタバコの値上げだけなら、まだ様子見をする人も多かったでしょう。
しかし、今後2020年と2021年にもタバコの値上げが確定していて、さらに2020年には俗に「受動喫煙防止法」と呼ばれている改正健康増進法の施行(段階的に施行、4/1に全面施行)も決定していますので、かねてから禁煙を考えている人にとっては今がベストタイミングであるとも言えます。
タバコがたとえ1000円になってもやめる気はない!という人は別として、「いつかやめよう」と考えていた人の大部分が禁煙に踏み切るでしょう。タバコをやめないまでも、節煙や制煙という形で喫煙本数を減らしていく流れになっていくと思われます。
2020年を禁煙しようと考えている人の禁煙リミット(期限)として考えると、今からならまだ十分に時間があります。失敗してしまうことも計算に入れて、1年以上の猶予を持って禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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